第258回プラスチック技術講演会

主催:プラスチック技術協会

後援:(地独))大阪市立工業研究所

 当技術協会運営幹事の松本明博氏は,昭和61年に大阪市立工業研究所に奉職後,これまでフェノール樹脂を中心に,種々の熱硬化性樹脂の高性能化、高機能化の研究開発に従事し,技術指導に尽くしてきました。またこの間,当協会の発展にも尽力して参りましたが,本年3月をもちまして大阪市立工業研究所を定年退職いたすこととなりました。この度は,松本氏のこれまでの貢献を顕彰して,その研究成果の中から特に最近、要望が強い分野を中心に取り挙げて基礎から製品事例までご説明するため,下記の通り技術講演会を開催いたします。お忙しい中とは思いますが,ふるってご参加のほど宜しくお願いします。

日時:平成29年2月10日(金) 15時00分~16時30分

場所:大阪市立工業研究所 4階 小講堂

参加費:会員1冊無料、2冊目からは1,000円、一般1,000円

「熱硬といえば市工研といわれて」

(地独)大阪市立工業研究所 企画部長 松本明博

 3月の定年を控えて,現在の心境や市工研での研究活動等を振り返った。演者は,市工研において,約30年間,フェノール樹脂の用途拡大を図るために,企業様と共に,フェノール樹脂の高性能化,高機能化に取組んだ。本講演では,フェノール樹脂の靱性の向上,難燃性の向上,異方性の低減,導電性付与に関して取り組んだ事例や考え方をご紹介する。また,若干の試作化・製品化事例をご紹介する。

<本講演会は終了しました>