第259回プラスチック技術講演会

主催:プラスチック技術協会

後援:(地独) 大阪産業技術研究所 森之宮センター

日時:平成29年7月20日(木) 13時30分~16時00分

場所:大阪産業技術研究所 森之宮センター内 4階小講堂

参加費:会員1冊無料、2冊目からは1,000円、一般2,000円

研究成果および関連技術   13時30分~14時45分

「環境対応プラスチックの現状と市工研発の精密重合法による新しいポリ乳酸」

大阪産業技術研究所 森之宮センター  物質・材料研究部 門多丈治

 プラスチック廃棄物の地球環境への影響が懸念される中、諸外国において使い捨て容器包装材料に対する規制が強化されている。その根本的解決策として生分解性プラスチックへの転換が進みつつあり、世界的規模でポリ乳酸の生産、利用が拡大している。本講演では、これらの現状を概説し、市工研で開発した新規有機重合触媒による構造制御されたポリ乳酸の精密合成と発現する優れた特徴及びその実用化に向けた取り組みについて紹介する。

新製品・新技術紹介   15時00分~16時00分

「医療機器に使用されるプラスチック材料」

   

株式会社JMS 基盤技術研究室  山本敬史

 医療機器は処置器具から装置、ソフトウェアまで多様であるが、カテーテルやシリンジなどの単回使用器具にはポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルなど多くのプラスチックが使用されている。これらの材料は物性、安全性、加工性、滅菌性等の観点で選定されており、今回の講演では医療機器メーカーの立場からプラスチック材料の要求事項を紹介する。

<本講演会は終了しました>