第263回プラスチック技術講演会

主催:プラスチック技術協会

後援:(地独) 大阪産業技術研究所 森之宮センター

日時:平成31年4月18日(木) 14時00分~16時10分

場所:大阪産業技術研究所 森之宮センター内 4階小講堂

参加費:会員1冊無料、2冊目からは1,000円、一般3,000円

研究成果および関連技術   14時00分~15時00分

「形成と解離が可逆的にできる架橋構造を利用したネットワークポリマーの自己修復能とケミカルリサイクル性」

大阪産業技術研究所 森之宮センター 有機材料研究部 研究員 米川 盛生

 一般に強固に化学結合で架橋されるためネットワークポリマーは高い弾性率や高耐熱性、寸法安定性を示すが、溶媒に不溶・不融であるためにリサイクル性や加工性の観点から課題がある。そこで、形成と解離が可逆的にできる架橋構造をネットワーク中に導入することで、ケミカルリサイクル性や再加工性、自己修復能といった機能を付与する研究が注目されている。
 本講演では、これらについてトピックス的な研究事例を中心に示しながら概説する。

新製品・新技術紹介   15時10分~16時10分

「自己修復性ポリマーゲル「ウィザードゲル」のご紹介」

ユシロ化学工業株式会社 IL事業統括本部 IL事業統括室 主席 押本 康成

 本素材は、切断しても再接触させると、元に戻るという自己修復性を有したヒドロゲルである。更に、高伸縮、高靭性、耐乾燥性など、様々な機能を備えている。そのため、医療、電気電子、自動車、航空宇宙、玩具、建材等種々分野への高機能材料としての活用が期待できる。

<本講演会は終了しました>