第264回プラスチック技術講演会
主催:プラスチック技術協会
後援:(地独) 大阪産業技術研究所 森之宮センター
日時:令和元年11月22日(金) 13時30分~16時00分
場所:大阪産業技術研究所 森之宮センター内 4階小講堂
参加費:会員1冊無料、2冊目からは2,000円、一般3,000円
研究成果および関連技術 13時30分~14時45分
「樹脂硬化過程中の体積変化率と応力の連続測定」
大阪産業技術研究所 森之宮センター 物質・材料研究部 平野 寛
最先端のデバイスや機器に欠かせない硬化性樹脂は、製造プロセスにおいて膨張や収縮などの体積変化を起こす。これが最終製品の性能に大きく影響するため、製造条件の最適化には体積変化の全行程での把握が必要となる。それ故、新たに“紫外線硬化樹脂及び熱硬化樹脂の収縮率連続測定方法”(JIS K 6941)が制定された。本講演では、本規格の概要とアクロエッジ社製Custronを用いた実測例を紹介する。また、Custronによる硬化応力測定についてもご紹介する。
新製品・新技術紹介 15時00分~16時00分
「光を用いたUV硬化と表面改質の新しい判定技術の開発と製品のご紹介」
株式会社アクロエッジ 代表取締役 中宗 憲一
先進の電子デバイス、高機能フィルム、自動車部品などの生産工程においては、樹脂のUV硬化、プラズマやコロナなどによる表面処理等のレベルを最適に保つことが必須となっている。しかしこれまでは、製造過程における品質判定をインラインで行うことは難しく、品質確保には抜き取り検査などが必要であり、ノウハウの築盛に時間を要してきた。これらを解決するために、弊社ではインラインで全数の非接触非破壊検査が可能な光を用いた判定技術を開発し、商品化に成功した。本講演会では、これら弊社製品のUV硬化センサー(CUREA)と表面改質センサー(CAISITU)についてご紹介する。
<本講演会は終了しました>