第271回プラスチック技術講演会

主催:プラスチック技術協会

後援:(地独) 大阪産業技術研究所 森之宮センター

日時:令和4年 12月13日(火)14時00分 ~16時15分

場所:大阪産業技術研究所 森之宮センター内 3階大講堂

参加費:会員1冊無料(2冊目からは2,000円),一般3,000円

研究成果および関連技術   14時00分 ~ 15時00分

「炭素繊維強化熱可塑性複合材料のプレス成形性評価」

大阪産業技術研究所 和泉センター 加工成形研究部   奥村 俊彦

 熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維強化複合材料(CFRTP)は射出およびプレス成形による量産対応可能な素材として 自動車分野等様々な分野で注目を集めている。自動車分野で最も多く使用されている樹脂の一つにポリプロピレン(PP)樹脂であるが、PP樹脂は炭素繊 維との接着性に劣る。本講演ではその解決策としてPP樹脂およびポリアミド(PA)樹脂で構成される二種三層フィルムをマトリックスとするCFRTP シートを作製し,プレス成形性を評価した事例について紹介する。

新製品・新技術紹介   15時15分~16時15分

「プラスチック加工に対する紫外線硬化装置のご紹介と使用例について」

アイグラフィックス株式会社 安部 亮佑

 長年紫外線硬化、洗浄の技術は、様々な業界で採用されている。プラスチック加工においては、機能性を付与し製品力 向上(傷防止、耐久性向上など)させる目的で使用されている。最近では、「環境に配慮した工程の実現」への取り組みとして紫外線の新規導入を検討する 企業も多い。今回は、硬化用途(コーティングや接着)、洗浄用途(密着性向上、濡れ性向上)の紫外線光源、装置と納入実績を紹介する。