第272回プラスチック技術講演会

主催:プラスチック技術協会

後援:(地独)大阪産業技術研究所

       森之宮センター

 当技術協会運営幹事長で(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 物質・材料研究部長の山田浩二氏は,1997年に前身の大阪市立工業研究所に奉職後,これまでプラスチックの射出成形技術を中心に,研究開発や技術指導に邁進してま いりました。またこの間,当協会の発展にもご協力をいただいておりますところ,本年3月をもちまして大阪産業技術研究所を定年を迎えることとなりまし た。    プラス チックの射出成形技術、殊にウェルドラインの発生機構の解明に関して多大な貢献をされた山田氏の功績を顕彰し、ここに下記の要領で技術講演会を開催 いたします。年度末のお忙しい中とは存じますが,多数のご参加をお待ち申し上げます。

日時: 令和5年3月15日(水) 15時00分~17時00分

場所: (地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター内 3階大講堂

参加費:会員1冊無料(2冊目からは2,000円),一般3,000円

「並走流ウェルドラインの構造と物性」

(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 物質・材料研究部長   山田 浩二氏

 プラスチックの射出成形品は金型内での複雑な樹脂流動挙動によりいたるところにウェルドラインを生じる。フローフ ロントの衝突により発生するこの現象は外観品質や物性低下を招く不良として位置づけられる。本研究では,フローフロントが衝突後なお並走して生じる複 雑な並走流ウェルドラインの内部構造とその物性に及ぼす影響を明らかにした。