第279回プラスチック技術講演会
主催:プラスチック技術協会
後援:(地独)大阪産業技術研究所
研究成果および関連技術 14時30分 ~ 15時45分
「カーボンナノチューブの樹脂ブレンド中での局在化挙動と複 合樹脂の特性」
カーボンナノチューブ(CNT)を溶融混練などに よって樹脂ブレンドと複合化させると、CNTが特定の樹脂相や樹脂界面に局在化する性質があります。その結果CNTが局所的に濃縮され、ごく少量の CNTの添加で効率的に樹脂に導電性などの機能を付与することができます。本講演ではその観点からなされた、講演者並びに国内外の研究事例を紹介しま す。
新製品・新技術紹介 16時00分~17時00分
「単層カーボンナノチューブ TUBALLTMの樹脂材料への適用」
楠本化成株式会社ではOCSiAl社の単層カー
ボンナノチューブの日本国内代理店として、販売および加工を行っています。単層カーボンナノチューブは、少量で導電性付与などの効果を有する材料
として注目されています。本講演では、まず単層カーボンナノチューブTUBALLTMの特性や、単層カーボンナノチューブ分散体Lamfil®に
ついて、用途や特徴について解説します。さらに、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、複合材料やゴム、プラスチックコーティングへの適用について弊社事
例を交えてご報告します。
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(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター内 プラスチック技術協会事務局 前田 宛